[ニュースの現場] 企業研究施設にでもしたらどうか

京都府精華町にある「私のしごと館」跡が健康づくりや農業などの研究拠点になりそうです。

“無駄遣いの象徴”研究拠点で再生 京都「私のしごと館」

「無駄遣いの象徴」と批判を浴び、平成22年3月に閉館した勤労体験施設「私のしごと館」(京都府精華町、木津川市)が国から無償譲渡されることを受け、京都府と京都大は2日、健康づくりや農業などの研究拠点として再生する案を共同で発表した。今後、両者で協議して整備や運営にあたる方針で、閉館から3年を経て、ようやく再生に向けた動きが本格化する。

 この日の発表には、京都府の山田啓二知事や京大の松本紘総長らが出席。医療分野などでの新産業創出を目指す「関西イノベーション国際戦略総合特区」の目玉として整備する方針を確認した。

 健康づくりのほか、次世代エネルギー、先端技術を取り入れた高品質作物栽培技術、文化遺産の保存・継承などの分野で、産官学連携のワーキンググループを作り、研究を進める構想を描いている。松本総長は「再生し、市民にフィードバックしたい」。山田知事は「共同声明を再生に向けた大きなスタートにしたい」と述べた。

 「私のしごと館」は、旧雇用・能力開発機構(廃止)が581億円をかけて建設し、15年にオープンしたが、年間10億円を超える赤字を出し、わずか7年で閉館。府は国に無償譲渡を求めていたが、そのために必要な改正総合特区法が6月に成立し、早ければ年度内にも府へ無償譲渡される見込み。

<産経MSNWest 2013.7.2>
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130702/waf13070212400013-n1.htm

とにかく交通の便が悪いこの場所にあった「私のしごと館」。鉄道だと大阪方面からだと、JR北新地駅で快速に乗ること50分、JR祝園駅まで行ってからさらにバスで10分近くかかる。京都方面からでも近鉄で新祝園駅まで30分かかる。そういう学術研究都市にあります。

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この「私のしごと館」に訪れたのは一度ありましたが、ターゲットがよく分からない印象がありました。キッザニアと比較されるところはありますが、向こうは営利目的による民間施設で「児童に社会体験の機会を与える」という名のもとに「子どもの国」という考えが非常に徹底されていますが、こちらは「非営利目的の公共施設」で博物館のような感覚でちょっと趣が違ってました。

今回その「私のしごと館」が営業終了して、そのあとの使用用途を長い間議論されているわけですが、提案として「企業研究施設」ぐらいにしても良いと考えます。せっかく雇用保険のお金がアホみたいに使われたのですからそういう予防施設にしても、今後の日本の荒廃する労働社会を考えると此処でなくとも何処かで必要になってくるでしょう。「ブラック企業のメカニズム」とは何かと研究するのも良いでしょう。

今回は京都府と京都大により、「健康づくりや農業などの研究拠点として再生する」という案が出されましたが、今後どうなっていくのかは見守っていく必要がありそうですね。少なくとも私たちの雇用保険が一度は使われた施設なのですから。

↓ちなみに「私のしごと館」跡地はこちら。

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