[世界遺産を歩く] 首里城跡(沖縄)-前編

沖縄の世界遺産の中でも最も規模が大きく、長きに渡り琉球王国の中心地とだった華やかな歴史を持つ首里城。1945年の沖縄戦で全焼されてしまい、戦後はこの場所に琉球大学が建てられて多くの遺構が破壊されてしまいました。1959年に守礼門が再建されたことをきっかけに、再建の機運が非常に高まり、1972年の本土復帰後には歓会門やその周辺の石垣も再建されました。

そういう歴史を持つので「首里城”跡”」と正式には呼んでいます。
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1980年代からは本格的な発掘調査や正殿や周辺の門の復元作業が始まって、1992年にほぼ現在の状態になり、「首里城公園」として一般公開されました。さらに2000年には「首里城跡」として世界遺産に登録され、現在でも正殿裏に当たる部分の調査、復元がすすめられています。

それでは首里駅前から歩いてみましょう。
今回のコースはこんな感じなのですが、首里城跡があまりにも広大だったので2部構成にさせていただきます。
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まずはゆいレール首里駅からスタート。
那覇空港駅から27分(320円)、国際通りから近い県庁前から15分(290円)と交通は至便です。
ゆいレールの1日乗車券600円ですが、丸々24時間使えるので翌日も時間内なら使えて便利です。
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↑ たまたま首里城ラッピングでした。
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首里城の上の毛から城壁をぐるっと回るコースで行きます。モノレールからだとこれが一番近いコースのようです。
ちなみに沖縄方言で「上の毛」は「ウィーヌモー」と言うそうです。

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↑ 途中にはこのような琉球様式のトイレもあったり。
この屋根を見ると「沖縄に来た」という感じに改めてさせてくれます。
首里周辺は美観地区で一般住宅や店舗も琉球赤瓦が使われています。

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↑ 城壁沿いから見た那覇市内。
目の前には赤田や崎山など首里三箇という琉球王国時代に泡盛の製造を許可された場所があり、
その向こうの海まで一望できます。

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↑ その城壁。結構重厚な造りになっています。
そして意外と壁が高いです。5mぐらいあるのではないだろうか。

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↑ 久慶門(1983年に復元)
ここは通用門的な役割を果たしていたようで、主に女性たちが利用していましたが、国王も北方面に向かわれる際はここを利用していたそうです。

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↑ 歓会門(1974年に復元)
ここが首里城の正門という場所となります。
第二尚氏統第3代尚真王の時に造られたと言われていて、沖縄戦で焼けたものの1974年に復元されました。
石積みの城門の上に木造の櫓が組まれたもので、朱に塗られていません。

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↑ 守礼門(1958年に復元)
美しい中国風の門で、日本銀行券二千円札にも絵柄として使われています。
扁額は明皇帝の親書に「琉球は守礼の邦と称するに足りる」との言葉があったことを元に初めて掲げられたと言われています。
その後、冊封使が来るような場合にだけこの額が掲げられていたと言いますが、第二尚氏9代尚質王の時代から常掲する様になったそうです。

いよいよ正殿近くへ、そしてその中に入ります
世界遺産を歩く:首里城跡(後編)はこちら

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