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2019年2月1日放送のアナザースカイでは、ブルゾンちえみさんが大学生の頃、進路に迷い自分探しの旅に出たカオハガン島で恩人と再会します。
カオハガン島とは、フィリピンのセブ島の沖合い10㎞に浮かぶ周囲約2㎞の小さな島です。
ブルゾンちえみさんがフィリピンの小さな離島で出会った恩人とはどんな人なのか?
カオハガン島はどんな島なのかや魅力を紹介します。
目次
ブルゾンちえみのカオハガン島の恩人は、日本人「崎山克彦」さんで島のオーナー!
実は、フィリピンのカオハガン島の所有者は、日本人「崎山克彦」さんです。
ブルゾンちえみさんの恩人とは、崎山克彦さんでした。
この時点でとても興味をそそりますよね。
日本人が所有しているフィリピンの離島?!
どういういきさつで海外の島を所有することになったのかや、崎山さんはどんな方なのか、次々と疑問がわいてきます。
それらについて調べてみました。
崎山克彦さんのプロフィールとカオハガン島を所有した経緯
崎山克彦さんは、1935年(昭和10年)6月1日生まれの現在83歳。
慶應義塾大学法学部卒業後、1959年に「講談社」に入社。
1963年に、カリフォルニア大学バークレイ校大学院でジャーナリズムを学んだ後、講談社インターナショナル株式会社に入社。
その後10年をアメリカで過ごす。
1987年6月、52歳の時に、講談社インターナショナル株式会社を退職。
1987年9月、カオハガン島に出会い、その美しい海洋の自然に魅せられる。
島が1,000万円で売りに出されていることを知り、その場で購入を決める。
1991年、カオハガン島に生活の拠点を移し、暮らし始める。
崎山さんは、ダイビングで訪れたセブ島沖のカオハガン島に出会い、魅せられました。
そのあと、南の島に何度も通ったり、移住をする人が出てくるという話はよく聞きます。
ここまでなら、よくある話です。
ただ、崎山さんの場合、そのタイミングで島が売られていることを知るんです。
運命の出会いなのですが、普通の感覚だと、「じゃあ購入しよう!」とはならないですよね。
仮に別荘として購入するとして、1千万円なら手が出せない価格ではないと思います。
島が1千万円で購入できるなんて、ドリーム感がありますしね。
だからといって、購入を決断できるかといえば、日本での生活に縛られている日本人からすると、購入するという発想自体に至らない人がほとんどだと思います。
島の場合、たいていインフラの整備はされていないですし、そうなったらすぐに住めるかと言うと難しかったりするので。
では、崎山さんは、どうして島を購入したのでしょうか。
それは……
“Fall in love.” 恋に落ちてしまったからだそうです。
理由や決断など、何もないとのこと。
確かに恋に落ちるのは、理屈じゃないですもんね。
心を突き動かされて、流れのままに購入に至ったのでした。
よほど、心を奪われたんですね。
私も沖縄の離島がとても好きで、毎年訪れていた時期があるので、そこまで魅かれた島の魅力ってなんなんだろうと興味がわいてきます。
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カオハガン島の魅力や面白さって何?
何もなくて豊かな島
崎山さんは、カオハガン島を「何もなくて豊かな島」と表現しています。
崎山さんのメッセージをみると、その意味が分かります。
島のオーナー「崎山氏」からのメッセージ
「カオハガン島でほんとうのあなたにかえってほしい・・・」
豊かな海洋に自然に包まれて、その恵みをいただき必要以上の量を採らず
ゆったりした自然の時間に身を任せながらその日を満ち足りて暮らす。そんな「何もなくて豊かな」日々を島民たちと一緒になって過ごしてきた。
「今、私たちが学ぶことがたくさんある」と最近になって強く思うようになっている。
あなたもカオハガンに来ていただいて、とにかく楽しんでいただき
そしてほんとうの自分を取り戻し、これからの暮らしについて考えてもらいたい...
島でお会いできるのを心から楽しみにしています。
いい意味で制限のある、節度のある暮らしを体験することで、自分を見つめなおすことができそうですね。
…なんて理屈ではなく、崎山さんをはじめ、島民の方の笑顔が幸福感に満ちているんですよね。
こういう心が満たされている輝くような笑顔って、なかなか出てこないなって思います。
日々時間に追われ、生活に必要なものを維持するために働いているような日常をおくっている自分にとっては、心底うらやましい笑顔。
決して普段笑わないわけでもないし、程々に幸せなこともある日常ですが、常に気が張っているような緊張感があって、毎日のタスクをこなす生活に疲れ気味です。
そういう人にとっては、日本国内の離島よりも、普段の生活とギャップのあるカオハガン島のような離島のほうが、パラダイムシフト( 価値観の一大転換)を起こせるかもしれませんね。
崎山さんが島を購入した時に、土地不法占有者の島民が300人住んでいた!
実はこの島、崎山さんが島を購入した際、島民が300人住んでいたそうです。
その状態で、島が売りに出されたんですね。
無人島ならともかく、すでに島民が住んでいる状態での購入って、苦労するのが目に見えているようで、私なら購入を検討したとしても断念しちゃうと思います。
ただでさえ、文化や風習の違う海外ですから、すでに不法占有者が300人もいるなんて、選択肢からはずしてしまいますね。
しかし、崎山さんは違いました。
島民と共に歩む道を選びます。
島の自然を守りながら医療や教育、島の収入源を得るための方法を模索し、実行していきました。
カオハガン島は、東京ドームよりちょっと大きいくらいの大きさの島で、ゆっくり歩いて一周1時間弱の小さな島です。
小さい島とはいえ、オーナーがいる私有地なので、オーナーの手の入れ方次第で良くも悪くも変わります。
崎山さんがリーダーとなり、島民たちと歩んできた様子は、小さな島の大きな物語としてとても興味深いです。
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カオハガンキルト
崎山さんの奥様、吉川順子さんが日本でキルトの先生をしていたので、島民にキルトを教えることから始まったカオハガンキルト。
1996年に始めたところ、最初島民は関心を示しませんでしたが、一人の女性がキルト作りを始め、その女性が作ったキルトを買い上げたことで、徐々にキルトづくりが広まっていきました。
日本や欧米のパッチワークとは違って、製図はせず、布を自由にカットしてキルトしていきます。
そのため、自由な作風で生き生きと躍動感があふれる作品になっています。
モチーフもヤシの実や魚、鳥、動物、家など、南の島の住人の生活から生まれたもので、色鮮やかな作品に目を奪われます。
このキルトづくりは、島民の貴重な収入源にもなっていて、産業として島を支えています。
カオハガン島へのアクセスについて
セブ島のマクタン国際空港まで、成田空港からは直行便が毎日数便出ています。
フィリピン航空、セブパシフィック航空、バニラエア(全日空グループのLCC)の3社が運航しています。
フライト時間は、約4~5時間です。
カオハガン島へ宿泊する際、前もって予約をしておき到着便の便名を伝えておけば、マクタン国際空港に出迎えに来てくれます。
空港から、マリゴンドンビーチにある「マリゴンドン港」に車で向かい、マリゴンドン港から船に乗り、カオハガン島へ。
空港から、約2時間(交通状況や海の状況によって違う)で島へ到着します。
さいごに
ブルゾンちえみが今回10年ぶりに訪問したカオハガン島の情報や魅力についてまとめました。
ここに書いたのは、島の沢山の魅力のほんの一部です。
崎山さんの著書には、島の魅力が沢山語られているので、興味がある方は読んでみてくださいね。