今回は、先日4月21日に再来日した、サッカー日本代表のハリルホジッチ前監督の記者会見の日程について調べてみました。
羽田空港での短い時間のインタビューでは、思わず通訳の樋渡さんが嗚咽して言葉をつまらせてしまい、ハリルホジッチ前監督も、もらい泣きで涙を隠すようにサングラスをかけて、記者の質問に答えるシーンが話題となりましたね。
今回の記者会見では、どのようなことを話すのか、とても興味深いところですが、まずは、その会見の日程について見てみましょう。
ハリルホジッチ前監督の記者会見は、いつ?時間は何時から?
※再来日時の羽田空港でのインタビュー動画(YouTubeより)
早速ですが、ハリルホジッチ前監督の記者会見の日程・場所等は以下の通りです。
【ヴァイッド・ハリルホジッチ氏(前サッカー日本代表監督)記者会見の日程】
日時:2018年4月27日(金)16:00〜17:00
場所:(公社)日本記者クラブ 10階ホール
:東京都千代田区内幸町2-2-1 日本プレスセンタービル
参加者:日本記者クラブ会員、並びに、会員社記者
ハリルホジッチ前監督は、空港でのインタビューの中で、次のような発言をしていました。
「私をゴミ箱に捨てた」
「監督解任の真実(本当の理由)を探しに来た」
「私の誇りを傷つけるものとは闘わなければならない」
「まだ闘いは終わっていない」
この話を聞くだけでも、ワールドカップを直前に控えて解任されたことが、どれだけ、無念であったかをうかがい知ることができますよね。
さて、その27日に控えている日本記者クラブでの記者会見ですが、テレビでの中継放送やライブ配信はあるのか気になりましたので調べました。
ハリルホジッチ前監督の記者会見のテレビの中継放送は?ライブ配信は?
ハリルホジッチ前監督の記者会見のテレビの中継放送は、4月23日12時現在、会見単独での放送予定はありません。
→※4月27日追記:その後、BSスカパー!(BS241/CS579)・スカサカ!(CS800/CS580)での無料生放送(4月27日15時50分~17時50分)が決定しました。
ただ、関東地区などの場合、日本テレビ系列「news every」(15時50分~)やTBS系列「Nスタ」(15時49分~)のニュース番組がありますので、その中で、この記者会見の冒頭や一部分がテレビ中継(生放送)される可能性が高いと思います。
また、最近では多くなっている、ネットメディアでのライブ配信の可能性も高いと思います。
現在のところ、その予定を公にしているネットメディアは見当たりませんが、とても注目度の高い記者会見ですので、ヤフーなどとリンクしているテレビ局系のLIVE・ネットニュース動画配信番組や、ニコニコ動画、ユーチューブライブなどでライブ配信される可能性は高いのではないでしょうか。
→※4月27日追記:その後、ニコニコ動画での生放送ライブ配信(4月27日16時50分~)が決定しました。
4月27日17時までの記者会見の後にも、NHK・民放各局の夕方のニュースがありますので、そこでは、トップニュースとして大々的に取り上げられる可能性も高いと思います。
いずれにしろ、ハリルホジッチ前監督が、どのような発言をするかに注目が集まりますが、会見が始まり次第、前述2局のテレビのニュースを見ていたり、ネットでライブ中継を探せば、生放送を見ることができるのではないかと思います。
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ハリルホジッチ前監督の記者会見の内容を予想
さて、ハリルホジッチ前監督の記者会見の内容ですが、どのようなことを話すのでしょうか?
今回の解任騒動は、前監督にとっては、まさに「寝耳に水」の話だったと思います。
確かに、昨年の8月31日にオーストラリアに勝利してワールドカップを決めた後の戦績というのは、次の通り、10戦3勝5敗2引き分けで、お世辞にも、いい結果とは言えませんでした。
【サッカー日本代表のW杯出場決定後の戦績】※()内は試合開場
- 9/6(水)ワールドカップ最終予選 サウジアラビア 1-0 日本 ×(キングアブドゥラー・スポーツシティスタジアム)
- 10/6(金)国際親善試合 日本 ○ 2-1 ニュージーランド(豊田スタジアム)
- 10/10(火)国際親善試合 日本 △ 3-3 ハイチ(日産スタジアム)
- 11/10(金)国際親善試合 日本 × 1-3 ブラジル(スタッド・ピエールモーロワ)
- 11/15(水)国際親善試合 ベルギー 1-0 日本 ×(ヤン・ブレイデルスタディオン)
- 12/9(土)EAFF・E-1サッカー選手権 日本 ○ 1-0 北朝鮮(味の素スタジアム)
- 12/12(火)EAFF・E-1サッカー選手権 日本 ○ 2-1 中国(味の素スタジアム)
- 12/16(土)EAFF・E-1サッカー選手権 日本 × 1-4 韓国(味の素スタジアム)
- 3/23(金)国際親善試合 日本 △ 1-1 マリ(スタッド・モーリスデュフラン)
- 3/27(火)国際親善試合 日本 × 1-2 ウクライナ(スタッド・モーリスデュフラン)
戦績合計 10戦3勝5敗2引き分け
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特に、昨年末の東アジア諸国で戦った「E-1フットボールチャンピオンシップ2017」の決勝では、味の素スタジアムというホームの地で、日本サッカー界においては、永遠のライバル国とも言える韓国に先制していたにもかかわらず、1-4と惨敗しました。
そして、ロシアでのワールドカップ本番を意識した3月のベルギー遠征では、日本よりもFIFAランクが下のマリ相手に苦戦して1-1で引き分け、FIFAランクは上ながらも、ワールドカップ出場を逃したウクライナ相手には、あまりいいところを見せることができずに、1-2と敗れてしまいました。
サッカー日本代表の試合というのは、国際親善試合でも「キリンカップ」という大冠でも分かるように、日本有数の大企業がスポンサーとなり、日本のテレビ局各社が生中継して大企業のCMを流すという一大イベントですし、また、テレビ番組が視聴率低迷の中、確実に視聴率を稼ぐことのできるコンテンツでもあります。
そういう意味でも、昨年10月のハイチ戦での引き分けも含め、日本代表の負けが込んだり、強豪国でもない相手にパッとしない引き分けが続くということは、いわゆる「大人の事情」で許されないという一面があるのも事実です。
その辺りの大人の事情も含めたサッカー日本代表の立ち位置と、あくまで、テストマッチという位置付けにしていたハリルホジッチ前監督とのギャップがどうだったのかということが、会見の1つの焦点になるのではないでしょうか。
特に、ハリルホジッチ前監督からすれば、韓国戦では大敗したとはいえ、ヨーロッパ組を強制的に呼ぶことができなかったという言い訳が立つでしょうし、また、3月のマリ・ウクライナ戦については、主力選手である吉田選手や昨年末頃から調子が上がってきていた香川選手や岡崎選手の怪我による欠場もありました。
さらに言えば、日本の国内組の選手からすれば、この時のベルギーという地は、時差なども含め、アウェイに近い状態での試合であったという言い訳もあるかもしれません。
つまり、ハリルホジッチ前監督にとっては、ワールドカップ出場決定後から本番までの試合は、あくまでも、W杯本番のためのテストマッチであり、色々な選手を試してみるという場であって、日本サッカー協会をはじめとする関係者が思う程、結果には、こだわっていなかった可能性があると思います。
ハリルホジッチ前監督は、わざわざ1週間近く前に再来日していますし、その辺りの事情や両者間のギャップなどを関係者に確認してから、会見に臨むことになるのではないでしょうか。
いずれにしろ、ハリルホジッチ前監督は、母国のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で自身も銃撃戦に巻き込まれて重傷を負ったという経験の持ち主で、人の痛みも身に沁みて分かる情深い人のようですので、感情を表に出すような、涙ながらの会見になるかもしれませんね。
また、ハリルホジッチ前監督に同情しているサッカーファンや関係者も多いと思いますので、本音で全てを語ってもらいたいですね。
それでは、4月27日の記者会見を待つこととしましょう。