こんにちは!マサヒロです!
いよいよ、平昌オリンピックが始まりましたね。
今回のオリンピックで私が注目している選手が、フリースタイルスキー男子モーグルの堀島行真選手です。
スキー派の私は、オリンピックの時は、毎回、モーグル競技を注目して見ています。
あの急斜面のコブを、華麗なターンで滑り、そして、あり得ないようなスピード感と見事なエア、ホント、超かっこいい競技だと思います。
しかし、これまでは、モーグルといえば、長野五輪金メダルの里谷多英選手や、W杯総合優勝&世界選手権優勝の上村愛子選手と、どちらかというと、女子モーグルの方が目立っていましたが、今回のオリンピックでは、男子モーグルも大注目です。
その理由は、何といっても、堀島行真選手なのですが、この選手の何がすごいかというと・・・
何と、2017年3月の世界選手権(スペイン・シエラネバダ)の男子モーグルで2冠(金メダル)という、とんでもない快挙を成し遂げています!
つまり、1人ずつ滑って得点を競う個人戦の男子モーグルで優勝し、さらに、2人ずつ滑って1対1で得点を競う、勝ち上がり方式の男子デュアルモーグルで優勝しました。
2年に1度の世界選手権で優勝したのは、日本の男子モーグル選手では初めての快挙であるのはもちろんのこと、この2冠達成は、1999年のデュアルモーグル競技開始以来で初の快挙ということで、ホントにスゴい実績です。
このことを知って、すぐに思ったのが、この堀島選手の動画を見たいと思ったこと、そして、今シーズンの成績などが気になりましたので調べてみました。
それでは、早速、そのあたりを見てみましょう。
目次
堀島行真選手の動画(男子モーグル・2017年世界選手権)
2017年世界選手権の男子モーグル優勝の時の動画
まずは、2017年3月の世界選手権の男子モーグルで優勝した時の動画がこちらです。
う~ん、決勝の滑り、ホント、見事な滑りですね。
人間技とは思えません(笑)
男子モーグル界の第1人者、三浦豪太さんも解説している通り、とにかく、スピードの速さとエアの完成度が高いという印象ですね。
ターン技術は、決勝の最後の滑走者キングスベリー選手には勝てないかもしれませんが、それを補うだけのスピードとエアのレベルが高いということでしょう。
この堀島選手の完璧な演技を見て焦ったのでしょう、この後滑ったキングスベリー選手も後半でミスが目立っていましたね。
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2017年世界選手権の男子デュアルモーグル優勝の時の動画
そして、同じく、2017年3月の世界選手権、男子デュアルモーグルで優勝した時の動画がこちらです。
このデュアルモーグルの決勝戦では、「んっ!?どうなったの??」という感じの結果でしたね(笑)
堀島選手が転倒した直後に、対戦相手の選手も転倒して2回目のエアができなかった(堀島選手は、転倒後立ち直り、しっかりとエアを成功させました)というラッキーもあり、優勝することができました。
でも、この幸運を引き寄せるというところに、何か、堀島選手の「持っている」選手というのを感じさせますね。
それでは、今度は、堀島選手のこれまでの実績と今シーズンの成績を見てみましょう。
堀島行真選手の過去の成績と実績(男子モーグル)
堀島選手は、男子モーグルのワールドカップシリーズ(W杯シリーズ)には、2014-2015年シーズンから参加しています。
初めての表彰台は、2015-2016年シーズンのルカ(フィンランド)大会・男子デュアルモーグルの3位です。
次の2016-2017年シーズンのワールドカップシリーズでは、前半こそ、なかなかトップ10入りもできなかったのですが、2017年上旬の田沢湖大会で6位の入ると、2月下旬に行われた、2017年アジア冬季競技大会(札幌)で、男子モーグル・デュアルモーグルで2冠を果たします。
これで、自身をつけたのでしょう、勢いそのままに、2017年3月8日~9日の世界選手権で、見事に、男子モーグル・デュアルモーグルで優勝し2冠となりました。
それでは、今シーズン(2017-2018年ワールドカップシリーズ)の成績も気になりましたので、合わせて、堀島選手のこれまでの実績を見てみましょう。
【2017年アジア冬季競技大会(札幌)2冠達成!】
男子モーグル 金メダル
男子デュアルモーグル 金メダル
【2017年世界選手権(スペイン・シエラネバダ)2冠達成!】
男子モーグル 金メダル
男子デュアルモーグル 金メダル
【2017-2018年ワールドカップ(W杯)シリーズの堀島行真選手の成績一覧】
男子第1戦/2017年12月9日/ルカ(フィンランド)8位
男子第2戦/2017年12月21日/タイウォー(中国)51位
男子第3戦/2017年12月22日/タイウォー(中国) 7位
男子第4戦/2018年1月6日/カルガリー(カナダ) 12位
男子第5戦/2018年1月10日/ディアバレー(アメリカ)30位
男子第6戦/2018年1月11日/ディアバレー(アメリカ)4位
男子第7戦/2018年1月20日/トレンブラン(カナダ) 優勝
前半こそ、なかなか、表彰台には近づけませんでしたが、先月の第6戦で4位に入ると、何と、直近の第7戦で優勝しています!
このオリンピック本番に向けて調子も上げていく感じが、まさに、昨年の世界選手権2冠の時と全く同じパターンですね!
この調子で、平昌オリンピックの金メダルは十分あり得るのではないかと思ってしまいますが・・・ちょっと気になるのが、堀島選手のライバルですよね。
実は、この堀島選手のライバルとなる選手は、カナダのミカエル・キングスベリー(Mikael KINGSBURY)選手です。
先程の男子シングルモーグルの動画でも、決勝で最後に登場した選手ですね。
そして、このキングスベリー選手の実績はというと・・・実は、今シーズンの第1戦~第6戦まで全て優勝しています(笑)
ワールドカップシリーズは、前人未到の6連覇中(今シーズンもチャンピオン決定ですので7連覇)です(笑)
2年に1度の世界選手権では、これまで3大会で、モーグル・デュアルモーグル合わせて、金メダル2個、銀メダル3個、銅メダル1個取っています(笑)
いわゆる、絶対王者というやつで、実績は、ハンパないです(笑)
そして、気になるのは、オリンピックでの実績ですが・・・前回のソチ五輪では、銀メダルとなっています。
同じカナダの五輪2連覇を果たした、アレキサンダー・ビロドウ選手に敗れています。
つまり、まだ、オリンピックでの金メダルが無いということですね。
これは、間違いなく、喉から手が出るほど欲しいオリンピックの金メダルですね。
ということは、つまり・・・かなりのプレッシャーになる可能性が高い!
そうですっ!これは、堀島選手にとってチャンスがあるということですね!
このプレッシャーの影響でしょうか、ワールドカップシリーズでは、前シーズンと合わせて13連勝中だった絶対王者が、直近のトレンブラン(カナダ)大会で堀島選手に敗れていますね。
その時の様子が、次の映像です。
堀島選手の滑りが完璧なのに対し、キングベリー選手が焦っているのが見てとれますね。
やはり、堀島選手が見事な演技をすると、かなりプレッシャーになるのでしょうか、完璧なターンが乱れる様子がうかがえますね。
この直近の成績は、間違いなく、オリンピック本番の演技にも影響してくるでしょうから、堀島選手にとっても、金メダルのチャンスは十分あると思います。
過去のこれまでのオリンピックの歴史を振り返っても、絶対王者と言われている選手が金メダルを取れないということは、よくありましたので、今回もそのようになれば、堀島選手が金メダルということはあり得ますね!
ホント、期待したいですっ!!
堀島行真選手の出身は岐阜県の池田町です。
ちなみに、堀島選手は、岐阜県揖斐郡池田町というところの出身です。
小学校、中学校と地元の公立学校に通った後に、岐阜第一高校に入学後、スポーツの名門、中京大学スポーツ科学部に進んでいます。
中京大では、現在2年生ですが、今回の平昌オリンピックでも大注目の男子フィギュアスケートの宇野昌磨選手が同級生とのことです。
また、スキーを始めた経緯ですが、スキー好きの両親の影響を受けて、生後たった1年で小さいスキー板を履いていたそうで、その後、小学校4年生の時に、モーグル競技を本格的に始めたそうです。
まぁ、有名スポーツ選手は、小さい頃から、その競技を始めるのは当たり前のことだったりしますが、生後1年で始めるというのは、ちょっと驚きですね(笑)
その後も、エアの練習のために、車で片道1時間以上かけて三重県のウォータージャンプ場に通っていたそうで、小学校教員というお父さんの協力も大きかったことでしょう。
お姉さんもモーグルの選手で、2012年の全日本ウォータージャンプ選手権(全日本スキー連盟公式競技)ビッグエア部門で準優勝、2014年全日本選手権(デュアルモーグル)12位になるなど、国内では実績のあるトップクラスの選手です。
このように、ご家族も生粋のスキー一家ということで、誰よりも、藤島選手の金メダルを願っているのは間違いありませんね。
とにもかくにも、藤島行真選手には頑張ってほしいですねっ!!