2020年1月19日(日)20時00分~21時54分に、フジテレビ系列で「日曜THEリアル!・トラブルSOS サギ師vs最強弁護士 怒りの逆襲SP」が放送されます。
この番組の中で登場するのが悪徳金融・闇金(ヤミ金)業者のX興業のコウダです。
番組では、このコウダとヤミ金撲滅のために動くスゴ腕弁護士が直接対決するとのことですが、このコウダとは、一体、何者なのでしょうか?
そこで今回は「日曜THEリアル」に登場する悪徳金融・闇金業者のX興業「コウダ」について調べてましたので、ご覧ください。
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X興業コウダ(悪徳金融・闇金・ヤミ金)の正体は?日曜THEリアルの高利貸し違法金融業者は誰?
1月19日(日)放送の「日曜THEリアル」に登場する悪徳金融・闇金業者のX興業のコウダとは、一体、どんな人物なのでしょうか?
ネット等で調べてみたところ、これといった確実な情報はありませんでしたが、以下のような、「コウダ」と名乗るヤミ金業者が存在することが分かりました。
【業者名】コウダ
【闇金内容】融資20,000円に対して、1週間で約7割5分(15,000円)の利息を請求
このコウダというヤミ金業者は、いわゆる「トイチ」と言われる、10日の借金で1割の利息といった闇金業者などに比べても、はるかに高い金利を請求してきます。
この人物が、今回の「日曜THEリアル」に登場するX興業の「コウダ」という悪徳金融業者と同一人物かどうかは分かりませんが、もし同一人物なら、「悪徳」という言葉が使われても仕方が無いでしょう。
それくらい、あり得ないような法外の超高利貸し闇金業者ですね。
ちなみに、貸金業法では、20,000円貸し付けた場合、年利20%までの金利、つまり、1年間で2割までの金利しか認められていません。
正確には、以下のような法律になっています。
- 元本金額10万円未満の上限金利 → 年利20%
- 元本金額10万円以上~100万円未満の上限金利 → 年利18%
- 元本金額100万円以上の上限金利 → 年利15%
そして、これを借入期間1週間として計算すると、20%÷52週(1年)=0.385%ですので、20,000円を1週間借りた時の金利は、20,000円×0.385%=約77円です。
つまり、このコウダという闇金業者は、法定金利の約194倍(15,000円÷77円)の金利を請求している超悪徳金融業者ですね。
もちろん、誰かに20,000円を貸して、1週間で77円以上の金利を請求した場合、当然、貸金業法上の不法行為となります。
貸金業の免許を受けている登録業者であれば、注意や勧告、さらに、これらを無視して不法貸付を続ければ、場合によって、免許の停止や取り消しなども考えられます。
ですので、テレビCMなどで有名なアコムやアイフル、武富士、レイク、モビットといった大手の消費者金融業者も、この年利20%を超える金利を請求してはいけません。
さらに、大手以外でも、金融庁の免許登録を受けている様々な金融業者も、基本的には、この年利20%以内での貸し付けというルールを守っているはずです。
ですから、いずれしても、このネットで出てきた「コウダ」という金融業者が、貸金業法の免許登録を受けていないヤミ金業者であることは間違いないでしょう。
※番組放送後追記
今回番組に登場したX興業コウダという闇金業者の手口は、上記のような単純な貸し付けとは違い、給料の前借りという名目の「給料ファクタリング」による高利貸しという手口を使っています。
ですので、上記で紹介した違法貸付の手法とは異なります。
ただ、だからといって、この闇金業者コウダと「日曜THEリアル」に登場したX興業コウダが別の人物かどうかという確証はありません。
いずれにしろ、こういった違法金融業者には引っかからないよう注意したいものです。
X興業コウダ(悪徳金融・闇金・ヤミ金)の具体的な手口とは?【日曜THEリアル】
今回の「日曜THEリアル」に登場する悪徳金融・闇金業者のX興業のコウダの実際の手口は「給料ファクタリング」を利用したやり方です。
このファクタリングとは、通常、事業の売掛金といった債権を買い取って、後に、その債権の回収を行う金融サービスです。
通常は事業取引間で生じる売掛金に関する金融サービスですので、一般的な会社員には無縁のサービスですが、最近では、この「ファクタリング」という文言を用いて給料の前貸しを行うヤミ金業者が増えているようです。
「ファクタリングは借金ではないから安心」と言った口説き文句で給料分の前貸しを行い、「手数料」という名目の法外な高利をむさぼる手口です。
被害者の24歳の会社員の浅井さんは、ホームページを見て、X興業コウダが行う「給料ファクタリング」を利用したために、何と、110万円の実質的な借入に対し50万円もの手数料を取られてしまいます。
つまり、手元に残った金額は60万円ですが、その後も、この実質ヤミ金の給料ファクタリングを利用しては給料で返済という繰り返しの自転車増業状態に陥ってしまいます。
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本当にかわいそうな浅井さんですが、これを救うべく立ち上がったのが、ファクタリングの自主規制協会、日本ファクタリング協会の理事長の吉野利夫氏です。
72歳の熱血オヤジで、日々、違法のファクタリング業者と戦っています↓
番組では、浅井さんを陥れたX興業コウダと吉野さんの対決が見られましたが、コウダもあの手この手で追及を免れていきます。
しかし、吉野さんとサポート弁護士達の執拗な追及もあり、結果的には、浅井さんへの督促を止めさせることに成功します。
さらに、吉野さんは、2回目の対決だという、このX興業コウダの給料ファクタリング闇金を止めさせるため、出資法違反や脅迫の疑いがあるとして、連携している警察に、録音テープなどを携えて通報しました。
いずれにしても、こういった悪徳金融ヤミ金業者には引っかからないよう、注意を払いたいものですね!