年俸3億6千万円の史上最低助っ人外国人は、マイク・グリーンウェル(元阪神)!年俸持ち逃げは本当?【ジャンクSPORTS】「最強&最低助っ人外国人の今の姿に佐藤隆太が大興奮!」
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年俸3億6千万円の史上最低助っ人外国人マイク・グリーンウェル(元阪神)とは
2019年7月7日(日)19時00分~20時00分の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系列)で「最強&最低助っ人外国人の今の姿に佐藤隆太が大興奮!」が放送されます。
プロ野球の史上最強助っ人外国人として、日本プロ野球史上最高年棒7億円のペタジーニ(元ヤクルト)が紹介されます。
一方、史上最低助っ人外国人として紹介されるのが、年俸3億6千万円を持ち逃げしたと言われている外国人選手です。
果たしてこの最低助っ人外国人とは誰なのか?
私のような阪神ファンの人ならピンと来たと思います。
そうです、マイク・グリーンウェル選手ですね!
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1997年に、メジャーリーグ通算打率3割越えの選手として鳴り物入りで阪神タイガースに入団した打者です。
当時は、メジャーから年俸3億6千万円の超大物の選手が阪神に入ったと話題になりましたし、私自身もとても期待していました。
確かに、グリーンウェルの来日が決まってから見たメジャー時代のテレビ映像やキャンプの様子を見ていても、素人目ながら、広い甲子園球場に合った広角に打ち分けられるタイプのいい選手だな~、といった印象を持った覚えがあります。
特に、そのスイングは、コンパクトながらもスピードがあって力強い鋭いスイングという印象がありましたし、選球眼も良いので、日本の野球にも合っているのではないかと思いました。
背中の痛みで春季キャンプを離脱してから、ゴールデンウィーク前に再来日した後は、決勝打を打つなどそれなりに活躍していたのですが、その後、打てない日が続いて調子を下げていた5月10日に、自打球で右足甲を骨折してしまいます。
当時は「とても残念だけど、怪我だから仕方が無いか…」という思いだったのですが、その直後、グリーンウェルは「野球を辞めろという神のお告げ」と引退宣言し、5月16日に帰国してしまいます。
この帰国は、さすがに衝撃的でしたね~(*_*)
まぁ、春季キャンプの時から、怪我や体調の事で何かとゴタゴタしていた印象はありましたが、まさかこうもあっさりと辞めるとは思っていませんでした…
それこそ、当時の吉田義男監督が「嵐のように来て嵐のように去っていった、つむじ風のような男だった」と語った例えがピッタリと当てはまりましたね(*_*)
史上最低助っ人外国人グリーンウェル(元阪神)の年俸3億6千万円持ち逃げは本当なの?
史上最低助っ人外国人のレッテルを貼られてしまった元阪神のマイク・グリーンウェル選手ですが、当時から話題になっていたのが、年俸3億6千万円の行方です。
果たして、グリーンウェルは本当に年俸3億6千万円を持ち逃げしたのでしょうか?
当時は、スポーツ新聞の見出しなどで「グリーンウェル、年俸3億6千万円持ち逃げ!」といった感じで報道されていたことを覚えています。
私自身も半信半疑ながら「そうなのかな~」と思っていましたが、ただ一方「さすがに月割りとか、日割りとかになっているんじゃないのかな~」と思ってもいました。
では、実際はどうだったのでしょうか?
調べてみると、実は、グリーンウェルは、阪神タイガースの当時の三好一彦球団社長と面会して引退を申し入れた際に、年俸4割(1億4千4百万円)の返上を申し出て受理されています。
「えっ!?じゃあ、年俸の6割である2億1千6百万円は持ち逃げしたの?」と思いがちですが、そうではないと思います。
当時の所得税は、億越えのような高額年俸などの収入に対する税金の税率が50%弱(最高税率)でしたので、この2億1千6百万円のうちの約半分である1億8万円弱は税金として納められていると思います。
さらに、当時の住民税が、年俸に対して約11%弱の2千4百万円弱×3ヶ月程度(滞在期間)÷12ヶ月(1年)=600万円程度と予想されます(住民税は、日本に居住していた月数だけで按分計算されます)
ですので、これらをまとめると、実際にグリーンウェルが手にした手取りの年俸は、以下の通りくらいの金額ではないでしょうか。
年俸3億6千万円-返上分1億4千4百万円-所得税&住民税約1億1千4百万円=約1億8百万円
もしかすると、所得税&住民税の課税が、元々の年俸3億6千万円に対して課税されていたとすると、さらに手取り額は少なくなるかもしれません(おそらく、手取りはほとんど残らない)が、普通に考えれば、年俸返上分は収入から差し引くのではないかと思います。
さて、この手取りの年俸ですが、多いでしょうか?少ないでしょうか?
まぁ、当然、当時の阪神ファンからすれば、あの期待外れぶりを考えれば、多過ぎるでしょうね(^^;
ただ、グリーンウェル本人の名誉のためにも、年俸3億6千万円全てを持ち逃げしているわけではありません。
もしかすると、今回の「ジャンクSPORTS」では、グリーンウェル本人が新事実をテレビ初告白するとのことですので、もしかすると、この年俸返上の話も出るかもしれませんね。
※番組放送後、追記
テレビ番組の中では、グリーンウェル選手本人が年俸の全額返金を申し入れたが、当時の球団社長から、その正直さを買われて、返金しなくて済んだと話していました。
私が調べた話とは違いますが、その真偽についてはハッキリとは分かりません(浜ちゃんは、番組の中で、その話をあまり信用していない感じでしたね…)
年俸3億6千万円の史上最低助っ人外国人マイク・グリーンウェル(元阪神)の成績&動画
史上最低助っ人外国人と言われてしまった元阪神マイク・グリーンウェル選手ですが、最後に、本人の名誉のためにも、選手時代の成績など経歴を簡単に見てみましょう。
【氏名】マイケル・ルイス・グリーンウェル(Michael Lewis "Mike" Greenwell)
【年齢】55歳(現在)
【身長】182.9cm(現役時)
【体重】93㎏(現役時)
【投打】右投げ左打ち
【ポジション】外野手(レフト)
【出身高校】ノースフォートマイヤーズ高校
【MLB所属球団】ボストン・レッドソックス (1985~1996年)
【NPB所属球団】阪神タイガース(1997年)
【MLB成績】※在籍12年
・通算打率:.303(3割3厘)
・通算安打:1,400本
・通算本塁打:130本
・通算打点:726点
・年度最高成績(1998年):打率.325 本塁打22本 打点119点
【NLB成績】※在籍1ヶ月(1シーズン7試合)
・通算打率:.231(2割3分1厘)
・通算安打:6本
・通算本塁打:0本
・通算打点:5点
グリーンウェル選手は、輝かしいメジャーリーグ時代の成績とは打って変わって、超期待外れの阪神時代でしたが、NLB公式戦デビューの1997年5月3日の対広島戦では、決勝打を含む2安打2打点の活躍を見せてくれました。
その時の動画も見つけましたので、ご覧ください↓
いや~、この映像だけを見ると、グリーンウェルは、コンパクトで力強い鋭いスイングの打ち方で、いい打者であったのは間違いなかったのですがね…(^^;
しかも、デビュー戦から2試合連続のお立ち台ということで超期待したのですが…残念でした(*_*)
今は、フロリダに甲子園球場20倍もの広大な「マイク・グリーンウェルズ・ファミリー・ファン・パーク」という遊園地を建設していて、そのオーナーとなっているそうですが…
何にしても、今回のジャンクスポーツでのマイク・グリーンウェル選手の登場が楽しみですね!