5月2日(木)放送の「ウチの子、ニッポンで元気ですか?」(TBS系列)の中で、「ラグビーからまさかの転身!京都の有名庭園を守るトンガ人庭師」と題して、トンガ人の元ラガーマンの庭師が紹介されます。
パワフルなイメージの強いトンガ人の元ラガーマンが、繊細な技術が必要とされる庭師へ転身したということで、そのギャップがとても面白そうな放送内容ですね。
となると、一番気になるのは、やっぱり、その紹介されるトンガ人の庭師が誰なのかということです。
そこで今回は、この番組で紹介されるトンガ人庭師について調べてみましたので、ご覧ください。
トンガ人の庭師はシアレ・パサさん!顔写真も
「ウチの子、ニッポンで元気ですか?」に出演するトンガ人の庭師はシアレ・パサさんです。
このシアレ・パサさんは、最初は、ラグビーで日本に留学していた元ラガーマンだそうです。
庭師と言っても、まだ見習いの庭師で、もうすでに9年目です。
確かに、トンガと言えば、ワールドカップ常連のラグビーの強い国として有名です。
シアレさんは、元々、京都の花園大学にスカウトされて、ラグビー留学生として来日します。
トンガから日本の学校へラグビー留学生として来日している選手は、過去に何人もいますので、シアレさんも、その中の1人ということですね。
留学先での活躍が認められれば、日本のラグビー社会人リーグから声をかけられることになりますが、残念ながら、シアレさんには、その声はありませんでした。
そこで、将来をどうしようかと思っていた時に大学の後輩から紹介されたのが、造園会社でのバイトでした。
このバイト先が、現在まで9年間勤めている植彌加藤造園(株)です。
この植彌加藤造園は、創業170年に従業員数80名と、京都でも指折り数える程の規模と伝統がある造園会社です。
スポンサーリンク
シアレさんは、この会社で、10年を目途に、一人前の庭師を目指して日々頑張っています。
シアレパサさんは、今でも、子供たちにラグビーを教えたりしているようです。
このインスタ写真は、京都西ラグビースクールでの1枚。
中央後ろにいるのが、シアレパサさんですね。
トンガはラグビーが盛んな人口10万人程の国
ちなみに、今回、番組で紹介する庭師の母国、トンガ王国とは、どういう国なのでしょうか。
ちょっとした概要をまとめました。
- 国名 トンガ王国(イギリス連邦加盟国)
- 人口 104,000人(世界第196位)
- 地域 南太平洋(ポリネシア)の約170の島群
- 面積 748平方キロメートル(世界第174位)
- 気候 熱帯雨林気候
- GDP 6億ドル(世界第179位)
- 経済 主要産業は農業(かぼちゃ等)、漁業、観光、出稼ぎ
トンガと言えば「ラグビー」というイメージが強い国ですが、実際に、ラグビーのワールドカップには、過去8大会中7回も出場しています。
人口が、たった10万人しかいない国ですので、そのトンガ人の身体能力の高さが、とてもラグビーに適しているのがよく分かります。
前回のワールドカップでも日本代表として活躍し、日本人女性と結婚したマフィもトンガ出身の選手ですね。
奇跡の勝利と言われた南アフリカ戦でも活躍するなど、日本代表の主軸として大活躍しています。
有名な元外国人の庭師と言えば村雨辰剛
ところで、外国人の庭師と言えば、NHKの「筋肉体操」でお馴染みのイケメン庭師、村雨辰剛さんですね。
元々、スウェーデン人で、2015年に帰化していますので、正確に言えば「元外国人の庭師」です。
村雨さんは、今から10年程前の21歳の時に、日本の伝統や文化を重んじるところに魅力を感じて来日したとのこと。
最初は、語学教師や外国人タレント、通訳・翻訳などの仕事をしていたそうですが、23歳の時に、もっと日本古来の文化と関わる仕事がしたいということで、造園業に飛び込み、見習いの庭師として、そのキャリアをスタートさせたそうです。
今回、番組で紹介されるトンガ人庭師、シアレ・パサさんは、あくまでも、ラグビー留学として日本に来ていますが、その後、日本の庭園文化に魅かれたという点では、この村雨さんと一緒なのでしょうね。